「たのしい」のレベル

よく笑う人をみると、「あ、『たのしい』のレベルが低いんだなあ」とおもう。

レベルが低いというとちょっとわるぐちみたいに聞こえるかもしれないけど、そうではなくていい意味で。笑

あるひとつのできごとについて、どう思うか

たとえば、休みの日にいっしょに買い物に行こうと予定していた友だちから、当日(しかも出発の直前に)「ごめん!他の予定で優先しないといけないことをきゅうに思い出したから、今日行けなくなった!」と連絡があったとしよう。そのときにどうおもうか?

  1. まじかー。ドタキャンすぎてさいあくやー。あいつさいあくやー。
  2. そっかーしょうがないなあ。ひとりで買い物行ってたのしめるものさがそーっと。
  3. あーいまこの人と会うべきじゃなかったんかなあ。買い物も、いま買うべきじゃないんかもしれんなあ。

1は完全にネガティブである。2と3はポジティブである。3は宇宙の意思を感じ取るかんじ。

ネガかポジかは、その人の生き方にそのままあらわれてくるとおもう。そしてそれがその人のエネルギーになる。

たのしみをみつける

たとえば、通勤電車。満員だとちょっとむずかしいかもしれないけど、立ってないといけない程度の電車でも、たのしみはたくさんみつけられる。
車内広告、車内の人、あの人のかばん、あの人のイヤフォンコード、あの人とあの人の関係、窓の外の風景、乗ってくる人たち…。
そこにたのしみをみつけられるようになれば、「たのしい」のレベルはだんだんとさがってくる。

そのときその時間その一瞬をせいいっぱいたのしむ

そうしてくると、いまの一瞬のそのときをせいいっぱいたのしめるようになる。
いましかないからたくさんたのしみたくなる。そのときにいっしょにいる人たちとせいいっぱいたのしみたくなる。

同じ話をしても笑う人と笑わない人がいる。
わたしのはなしはたいていはおもしろくないからしょうがないんだけど、それでもいっしょにいてこの話をしているだけで「たのしい」と思ってくれる人もいれば、まったくたのしいと思ってくれない人もいる。

わたしは、だれとでも、「いっしょにいてたのしい」とおもって過ごしているようにしたい。

はじめての。。しそジュース

自給自足をしたいなあと思いながらも、実は畑とか加工とかをいっさいやっていない。(環境が整わないというのをいいわけにしているだけだけど。。。)

そんななか、村のかたの畑のお手伝いをしようとおうかがいしたところ、「しそジュースつくれるか?」と聞かれたので、つくったこともないけど「やりますよ!」と答え、「つくったことないけど。。。」とあとでつぶやく。笑

レシピをおしえてもらったら、必要なものはそろっていたので、あとはつくるだけ。。と思いきや、しそについていたアブラムシやそのたまごをとるのがとってもたいへんでした。。。
しその葉だけで600gくらいあったかなあ。

なんとか葉をきれいにできたので、煮る。

赤い色が出てきれいだ。
この時点では、少しどす黒い感じの赤色だったんだけど、クエン酸を入れるとすーーーっと色があざやかな色に変わっていって、すっぱくなった!
クエン酸すごい!

みなさんに手伝っていただいて、ぶじ4Lほどのシロップができましたー!

このあと、使い古したしそをしぼって乾かして、ふりかけにしようとおもいます。

大地の再生 岡山復興プロジェクト@倉敷 真備町 に参加しておもった

大地の再生 岡山支部の、真備町での水害に被災されたところのおうちの環境改善に参加しました。

かべのきわに溝をほる

空気と水をとおすために、かべのきわに溝をほる。
ここが詰まっていると、膿がたまっていく。

今回は泥水をたくさんかぶってしまっていたので、土の表面に泥の膜が数cmあった。この泥は、特に必要ではないし、きたないものもふくんでしまっていたりするので、もうとってしまってもいいし、もしくは土といっしょに混ぜ込んでしまってもどちらでもいい。
かたくなってひび割れている土は、空気がとおっていない。
空気と水がとおっている土は、ふかふかになっているから。だからひび割れているところは空気がとっていないとおもっていいらしい。
そういったところを掘り返して空気を入れたりした。

コンクリートには点穴もよい

コンクリートの下も、基本的には詰まっている。
今回のおうちでは、池の底がコンクリートがうってあった。これを全部はぐのはたいへんだけど、いくつか点穴(50cm四方)をあけてあげた。
こうすることで、コンクリの下に空気がとおるようになる。

ときにはユンボウを導入。
ユンボウの操作をまじかでみたのがはじめてで、その繊細な操作にかなり感動してしまった。笑

ごみとなってしまった山を見て…

被災した地域では、水につかってしまったものはほぼもう使えない。
そんな粗大ごみ置き場が、そこここにあった。
不要になってしまうのはしかたがない。でもこの山を見ていると、なんだか人間の身勝手さを感じてしまう。
必要なときには必要だけど、そうじゃなくなってしまったらすぐに手放してしまう。
もし自分がこういった被害にあったとしても、ここにごみを持ってくるような生活はしたくないなとすごくおもった。

八百万の神というとちょっと宗教くさく感じてしまうけど、でも、ものをだいじに使うかどうかはわたしにとってはけっこう重要におもう。
たとえば、スーパーでつけてくれるビニル袋だって、スーパーから家までものを運んだら、そのあとはすぐに捨てられることだってある。
ほんの5分だけのいのち。

そのものが、高価だろうがそうでなかろうが関係なく、ずっと長く使われるように、ということをずっと考えていきたい。

霧ヶ峰高原での「じぶん以外いない」状況と、好きなものの再認識

長野県の霧ヶ峰高原。
前日に「八島ビジターセンター」の駐車場に行き、そのまま車中泊にて朝を待つ。

朝6時から出発するとほとんどだれもいないのだが、そこに360度パノラマで広がる八島湿原。

もうこの湿原を見ただけでまんぞくではあるが、そのさきの車山もめざしてみたい。

だれもいないなかに足を進めていくと、ほんとうにまただれもいない草原が出てくる。しかも人も見えない。。(実際には数人すれちがったのでいるのだけど)

まっさきに、「この大草原のまんなかに小屋を建ててそこに住みたい!」とおもった。笑

虫や動物はすごいとおもうけど、ここなら創作活動も無限にできるのでは。。とかおもってしまうくらいの、ほんとうに好きな場所だー。

あと、うねりながらも続いていく道が好き♡
遠くにみえる小さな道。でもどこかにつづく道。

車山山頂はこんなかんじで、北アルプスや南アルプスがほんとうによく見える日だった。さいこうだった。
富士山もあたまだけ少しみえた。

「好きなもの」の再認識

ここでも、じぶんの「好きなもの」を再認識できた。

大草原、平原、1km圏内にだれもいないようなところ、小径(こみち)、などなど。
確実にしあわせな時間をすごしていた。ひとりでいても、しあわせだとおもえる時間だった。
好きなものをじぶんで知ることができるのは、ほんとにしあわせなことだとおもえた。

湿原のなかに動物がいない生態系

ただひとつ気になったのは、湿原のなかにいっさい動物がいない(というか入らないようにしている)という生態系。

シカとかが入って、湿原の草を食べてしまうらしい。
なので、あくまでも湿原の草を守るという目的なんだけど。。。

植物や虫はもちろんたくさんいるのだけど、そこに動物たち(哺乳類かな)がいない。ここではなにが食物連鎖のピラミッドの頂点にいるのだろう。
虫?爬虫類?小動物??
それらは大繁殖しないのかな?
湿原はたしかにきれいだし、ここにシカが来ていて草を食べてしまったらこんな風景にはならないのだけど、とはいえなんだか気になってしまう。

アフリカのサバンナみたいに、ゾウやキリンもここでいっしょに暮らすような大草原にはならないのかなぁ〜とかおもってしまった。むずかしい理由はもちろんあるんだろうけど。

美ヶ原高原の美しい荒野と、バイオトイレと、テレビ塔

長野県の美ヶ原高原。
特になにも予定は考えていなかったけど、安曇野での「わさび祭り」を見たあとでふと思いついて、夜に山をあがった。

「夜のうちにあがっておけば、日が昇ったらすぐに散策できる」

日本でいちばん高いところにある「道の駅 美ヶ原高原」は標高2000m。
夜暗くなってから2000mまで車であがるのは、実はちょっとこわかった。
1年前にも長野に行ったときは、乗鞍高原へ、雨の中夜8時ごろ車でのぼった。トラックは多いし、雲で視界はわるいし、ものすごく後悔したのを思い出して、まずぐーぐる先生で道がどのていど広いかみっちり調べた。
二車線あれば、たとえ視界がわるくてもこわくない自信はあったので、ストリートビューで見る見る見る(夜中に離合困難な山道はさすがにいやだ。。)。

ありがたいことに晴れてはいたので、ぶじ道の駅に着くと、キャンピングカーなど車中泊のかたがたがけっこう泊まっておられた。
その日は、もう暗いし、100均のライトもすぐに電池が切れたので、寝袋にくるまって寝た。

どこまでも広くつづく高原地帯

次の日、日の出を車の中からチラ見して、6時ごろに出かける。
とりあえず王ヶ鼻をめざそうとおもうが、それ以外は決めていなかった。

駐車場を出て遊歩道のほうへ歩くと、そこですでにもう興奮してしまった。

湿原のなかにあるこの木の板を、ずっと歩いてみたいとおもってた。笑
うおーとひとり興奮しながら歩いていると、さらにすごい光景が広がって、ことばを失う(おおげさw)。

うし!?牛がいる!

牧場のことは調べてないので知らなかった。調べないとこういう驚きがあるので、けっこう好き。笑

こんな大草原のなかの牧場。さぞしあわせだろうに。。。と勝手に妄想をする。ほんとのところは知らんけど。

テレビ塔のなかにホテル

王ヶ頭に来ると、テレビ塔のなかにホテルがあった。
テレビ塔は向こう側からもよく見えていたんだけど、そのなかにホテルがあるとは思ってもいなかった。。某系列のホテルのようで。
景色などはたいへんいいのだけど、テレビ塔のなかにいてリラックスできるのか!?という不安は残る。。

柵をこえていった先には…

平原の途中に、人も通るなといわんばかりの柵があり。
最初は人も通ってはいけないと思っていたんだけど、どうやら向こうには茶臼山(ちゃうすやま)があるらしい。
山に登る気はまったくなかったけど、この平原を歩けることなんてそんなにないんじゃないかという期待で、なかに入ったら、やっぱりーー!!

まんなからへんにちょっと見えるのが人だよー。すごいねー。
少し離れるだけでもこんなに人って小さくなる。。(そのまた向こうに牧場とかも小さくみえる。。)

バイオトイレ

平原のなかの小屋にあったトイレが、ブオンブオンとものすごい音がしていたのだけどどうしてもトイレに行きたかったので、行ってみたらなんとバイオトイレだった。

大と小をわけていて(意識しなくてもたぶんしぜんとわかれるしくみ)、小を分解して水分として使っているのかな?
用を足すと、スイッチを押す。そうすると撹拌されるらしい。

なかのしくみや装置までは見れなかったけど、自然に分解されるというのでとってもいいなあと思った。においは少しあるけど。
なんか良くない点とかはないんかなあどうやろう。

遠くにみえるオブジェクトたち

美ヶ原高原、20kmくらい歩いたかなぁ。。
でも来て散策してみて、とてもよかったー。実は、じぶんの作品のヒントも得た。それがなにより大きかった。

平原いいなあ。