大地の再生 岡山支部の、真備町での水害に被災されたところのおうちの環境改善に参加しました。
かべのきわに溝をほる
空気と水をとおすために、かべのきわに溝をほる。
ここが詰まっていると、膿がたまっていく。
今回は泥水をたくさんかぶってしまっていたので、土の表面に泥の膜が数cmあった。この泥は、特に必要ではないし、きたないものもふくんでしまっていたりするので、もうとってしまってもいいし、もしくは土といっしょに混ぜ込んでしまってもどちらでもいい。
かたくなってひび割れている土は、空気がとおっていない。
空気と水がとおっている土は、ふかふかになっているから。だからひび割れているところは空気がとっていないとおもっていいらしい。
そういったところを掘り返して空気を入れたりした。
コンクリートには点穴もよい
コンクリートの下も、基本的には詰まっている。
今回のおうちでは、池の底がコンクリートがうってあった。これを全部はぐのはたいへんだけど、いくつか点穴(50cm四方)をあけてあげた。
こうすることで、コンクリの下に空気がとおるようになる。
ときにはユンボウを導入。
ユンボウの操作をまじかでみたのがはじめてで、その繊細な操作にかなり感動してしまった。笑
ごみとなってしまった山を見て…
被災した地域では、水につかってしまったものはほぼもう使えない。
そんな粗大ごみ置き場が、そこここにあった。
不要になってしまうのはしかたがない。でもこの山を見ていると、なんだか人間の身勝手さを感じてしまう。
必要なときには必要だけど、そうじゃなくなってしまったらすぐに手放してしまう。
もし自分がこういった被害にあったとしても、ここにごみを持ってくるような生活はしたくないなとすごくおもった。
八百万の神というとちょっと宗教くさく感じてしまうけど、でも、ものをだいじに使うかどうかはわたしにとってはけっこう重要におもう。
たとえば、スーパーでつけてくれるビニル袋だって、スーパーから家までものを運んだら、そのあとはすぐに捨てられることだってある。
ほんの5分だけのいのち。
そのものが、高価だろうがそうでなかろうが関係なく、ずっと長く使われるように、ということをずっと考えていきたい。